Webデザイナーに必要なポートフォリオとは?(2)
今回はポートフォリオを作る目的や、そこで何をアピールすれば良いか、そしてポートフォリオの種類についてです。
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ポートフォリオを作る目的
未経験からWebデザイナーを目指すあなたは、採用面接でスキルとして何ができるかを短い時間で面接官に伝える必要があります。
ただし、いくら口で「デザインを勉強しています」や「コーディングもバッチリできます」と言っても、何をどのレベルでできるのかは簡単には伝わりません。
百聞は一見に如かず。一番早く効果的なのは過去の実績を見てもらうことです。
とはいえ未経験なので過去の実績は当然ありませんよね。
そこで架空のWebサイトやその中に表示させるバナーを作成して、面接官に見てもらうことになります。
作品では何をアピールすれば良いか?
面接官はあなたがどんなことができるかを知りたいと思っています。
必要最低限、次のようなことが分かるようなポートフォリオを作りましょう。
- 使用できるソフトのスキルレベル
- 制作の意図(デザイン、レイアウト、構図など)
スキルレベルに関しては、実際に作品を見れば面接官は大体わかります。
制作の意図に関しては、なんとなく作るだけではなく、いかに自分で考えて作っているかがポイントになります。
Webデザイナーのポートフォリオは2種類
ポートフォリには次の2種類があります。
- 紙のポートフォリオ
- Webのポートフォリオ
ポートフォリオとしてはもちろん両方ある方が理想です。
未経験でWebデザイナーを目指す場合、とにかく時間がないのであれば、どちらか一つだけでも大丈夫です。
紙のポートフォリオ
紙のポートフォリオの場合、Photoshopで作ったWebサイトやバナーなどの作品をA4用紙に印刷できればOKです。
Webデザイナーは未経験でも、WordやExcel、PowerPointなどのソフトが使えるのであれば、自分で作った作品を画像として保存、画像とコメントをきれいに配置していきます。
さらに欲を言えば、ロゴやイラストなど作成、その他印刷物にも強いIllustratorでポートフォリオを作れると、そのスキルもアピールできます!
Webのポートフォリオ
はっきり言ってWebのポートフォリオの方が難易度は高いです。
しかし、これからWebデザイナーを目指すのであれば、紙のポートフォリオよりもWebのポートフォリオを作る方が良いです。
なぜなら、Webのポートフォリオの場合、そのポートフォリオサイトそのものが一つの作品になるからです。
面接官がそのサイトを見れば、そこで必要となる最低限の知識やスキルがあることが簡単にわかります。
ただし、ポートフォリオサイトのデザインや構築にはある程度時間がかかります。
ポートフォリオまとめ
理想はWebのポートフォリオですが、とにかく早くWebデザイナーになりたいという人は、時間をかけずに作れる紙のポートフォリオを作りましょう。
自分の作品を他人に見てもらい、質問されることや、意見を聞くことで初めて気付けることも多いです。
あなたは未経験なのですから、とにかく面接を受けて、自分の作ったデザインを第三者に見てもらいましょう。
その上で必要に応じて作品やポートフォリオのブラッシュアップをしてみてください!