未経験からフリーランスはおすすめしません!
フリーランスとして会社の人間関係や、通勤時間とは無縁の働き方はとても魅力的ですよね。
未経験からプロのWebデザイナーを目指すあなたも、いつかはフリーランスとして働きたいと思っているかもしれません。
ただし、個人的にはいきなりフリーランスとして働くことはおすすめできません!
今回はいきなりフリーランスをおすすめできない理由をお伝えします。
先輩からのアドバイスをもらえない
いきなりフリーランスをおすすめできない理由は、先輩社員からのアドバイス(フィードバック)をもらえないことです。
先輩社員の実際に現場で働いてきた経験と、自分以上の知識やスキルに基づいた的確なアドバイスは非常に重要です。
運良くフリーランスとして仕事を始められたとしても、そこから先は自分一人で仕事をこなしていく必要があります。
自分の作ったサイトについて、お客さんから指摘をもらうことはあるかもしれませんが、お客さんもデザインに関しては素人であることの方がほとんどです。
そんな素人からの指摘と、自分で身に着けた知識やスキルだけで仕事を進めていくと、一定以上のものは作ることができないんです。
デザインスキルが上がらない
先輩からのアドバイスをもらえないということは、「デザインスキルが上がらない」ということにつながります。
私がWebデザイナーとして働き始めた頃、社内の営業担当の人と一緒に国内旅行のおすすめ宿紹介のページを作る仕事を任されました。
素人に毛が生えたような私の酷いデザインに対して、営業担当の人も自分の意見を積極的に出してくれます。
「ここの文字をもっと大きくして!」
「この数字は重要だから赤字で太字に!」
「もっと和の雰囲気を出したいから提灯のアイコンにしてみよう!」
営業担当の人は扱う商材についてはとても詳しかったのですが、デザインについては私以上に素人でした。
完成したデザインを見たWebデザイナーの先輩社員からは、「国内旅行って言うよりも、安売りをしている派手なお化け屋敷みたいに見える。全然ダメ。」と一蹴されました。
当時の私としては最高の作品ができたのに、なぜこの先輩社員にはその良さが伝わらないんだろうと憤りすら感じていました。
今振り返ってみると、とんでもないデザインをよく恥ずかしげもなく先輩社員に見せられたもんだと、思い出しただけで嫌になります…。
その後、先輩社員からの的確なアドバイスを反映しなんとか形にはなりましたが、私の作ったデザインはほぼ残っていませんでした。
いきなりフリーランスになってしまうと、まさにこの当時の私と営業担当のコンビのようになってしまいます。
先輩社員のアドバイスをもらえることもなく、一生おかしなデザインを作り続けることになるのです。
まずは先輩社員のいる環境で実務経験を積むべき
今回は私の実体験をもとにしていますが、実際に似たようなことは本当に多くの現場で繰り返されています。
未経験からWebデザイナーを目指すあなたも、いきなりフリーランスを目指すのではなく、まずは制作会社か企業に入って現場で働き、先輩社員からの適切なアドバイスを受けてどんどんスキルアップしていくことを目指してください。
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