イラストが描けなくてもWebデザイナーになれる|採用担当が見てきた現場のリアル


絵が描けないけど、Webデザイナーって無理なのかな…

イラスト苦手だし、向いてないかも…
AKI結論から言うと、イラストが描けなくてもWebデザイナーにはなれます。採用担当として何人も見てきた経験から、正直に話しますね。
「Webデザイナーって、絵が上手くないとダメなんじゃないか」と感じているあなたの気持ち、正直よくわかります。デザイン=絵心、というイメージは根強いですよね。
でも、採用担当として何人ものWebデザイナーを面接し、現場で一緒に働いてきた経験から言うと、イラストが描けないことを理由に採用を見送ったことは一度もありません。むしろ、絵が描けるかどうかと、Webデザイナーとして活躍できるかどうかは、別の話だと感じています。
この記事では、Webデザイナー歴10年以上・採用面接5年の私が、「イラストが描けない人」がWebデザイナーになれる理由と、描けないまま魅力的なデザインを作る具体的な方法、そして未経験からの学び方までを正直にまとめました。判断材料として読んでもらえればうれしいです。
イラストが描けなくてもWebデザイナーになれる
まず安心してほしいのですが、イラストが描けないWebデザイナーは、現場にたくさんいます。私自身もそうですし、一緒に働いてきた同僚の多くも、ゼロから絵を描くのは得意ではありませんでした。それでも仕事は十分に回っています。
採用担当として「イラスト力で採否を決めたことはない」
採用担当として面接する側に立った経験から言うと、ポートフォリオで見ているのは「絵の上手さ」ではありません。情報が整理されているか、見た人が迷わず目的にたどり着けるか、配色やレイアウトに意図があるか——そういう「伝える力」を見ています。
正直に言うと、手描きのイラストがびっしり並んだポートフォリオより、シンプルでも情報設計がきれいなポートフォリオのほうが、現場では評価が高いことが多いです。Webデザインは「アート」ではなく、課題を解決する「設計」の仕事だからです。
現場でWebデザイナーが自分でイラストを描く場面は意外と少ない
「Webデザイナー=何でも自分で描く人」というイメージがあるかもしれません。でも実際の現場では、サイトに使うイラストは素材サービスから選んだり、専門のイラストレーターに依頼したりすることがほとんどです。
Webデザイナーの主な仕事は、それらの素材やテキストを「どう配置して、どう見せるか」を設計すること。今振り返ると、私が駆け出しのころに不安だった「絵が描けない問題」は、実務ではほとんど壁になりませんでした。
AKI「絵が描けないから自信がない」と話す未経験の方は本当に多いです。でも面接で見ているのはそこじゃない、と毎回お伝えしています。
イラストが描けないことは、むしろ強みになる
「描けない」をマイナスとして捉えがちですが、視点を変えると、別の専門性に集中できるということでもあります。採用の現場で価値が高いのは、絵が上手い人よりも、課題をきちんと解決できる人です。絵が描けないからこそ伸ばせる強みが、実はいくつもあります。
情報設計・UI/UXという専門性で差別化できる
Webサイトやアプリで「どこに何を置けばユーザーが迷わないか」を考えるのが、情報設計やUI/UXと呼ばれる領域です。ここは絵心ではなく、論理的に整理する力が物を言う世界。むしろ「装飾より使いやすさ」を突き詰められる人のほうが向いています。
採用担当として見てきた中でも、UI/UXをきちんと語れる人は強いです。きれいな見た目は作れる人が多いですが、「なぜこの配置にしたか」を説明できる人は意外と少ない。ここを伸ばすと、絵が描けないことは弱点でも何でもなくなります。
コーディングまでできると市場価値が上がる
デザインを実際に動くWebサイトへ落とし込むコーディング(HTML/CSS)まで対応できると、仕事の幅も単価も上がります。絵を描くスキルより、こちらのほうが案件に直結しやすいというのが現場の実感です。
「デザインもできて、実装もある程度わかる」人は、制作会社でもフリーランスでも重宝されます。絵を描く時間をコーディング習得に回せると考えれば、描けないことはむしろ近道かもしれません。
チームで分業し、得意を持ち寄って作る
規模の大きい制作では、イラストはイラストレーター、写真はカメラマン、というように分業するのが普通です。Webデザイナーはその素材をまとめ上げ、全体を設計する役割を担います。一人で全部を抱え込む必要はありません。
「自分は何が得意で、何を人に任せるか」を判断できることも、立派なスキルです。スクール卒の同僚と働いてきた中で気づいたのですが、伸びる人ほど、抱え込まずに上手に頼っていました。
Webデザインで本当に求められるスキル(イラスト以外)
では、イラスト以外に何が必要なのか。ここを理解しておくと、「自分が何を伸ばせばいいか」が見えてきて、不安がぐっと減ります。Webデザイナーに本当に求められるのは、情報を整理して伝わる形に組み立てる力です。
📝 イラストより優先して身につけたいスキル
- レイアウト・配色・タイポグラフィ:情報を見やすく整理する力
- デザインツール:Figma・Photoshopの基本操作
- コーディングの基礎:HTML/CSSでデザインを形にする力
- ヒアリング・要件整理:相手の目的を引き出す力
レイアウト・配色・タイポグラフィ(情報を整理する力)
Webデザインの土台になるのが、この3つです。どこに何を置くか、どんな色の組み合わせにするか、文字をどう見せるか。これらは絵を描く才能ではなく、ルールを学んで練習すれば誰でも伸ばせるスキルです。
「センスがないから無理」と思う必要もありません。デザインのセンスは、生まれつきのものというより、良いデザインをたくさん見て、なぜ良いのかを言葉にする習慣で育っていくものだと感じています。
デザインツールとコーディングの基礎
今のWebデザインの主流ツールはFigmaです。共同編集ができて無料で始められるので、未経験の最初の一本に向いています。加えて、HTML/CSSというコーディングの基礎を知っておくと、デザインを実際に動くWebサイトに落とし込めるようになり、仕事の幅が一気に広がります。
どちらも手を動かして覚えるタイプのスキルで、絵心とは関係ありません。「描く」より「組み立てる・実装する」のが好きな人は、むしろこの領域で強みを出せます。
イラストが描けなくても魅力的なデザインを作る方法
ここからは、実際に「描かずに」良いデザインを作る具体的な手段を紹介します。大事なのは、自分で全部描くことではなく、目的に合った手段を選べることです。現場で評価されるのは、まさにこの「選ぶ力」のほうだったりします。
写真・素材サービスを使いこなす
イラストや写真は、素材サービスから探して使うのが実務では一般的です。無料の素材サイトから、商用利用できる高品質な有料の素材サービスまで選択肢は豊富で、テーマに合った素材を見つけて適切に配置できれば、自分で描かなくても十分に魅力的なデザインになります。
むしろ「どの素材を選ぶか」「どう加工して全体に馴染ませるか」というセンスのほうが、現場では問われます。素材選びも立派なデザインスキルです。
たとえば写真・イラスト素材サイトのPIXTA(ピクスタ)なら、商用利用できる素材を必要な分だけ購入できます。1点ずつ買えるので、案件に合わせて使い分けやすいのも実務向きです。

シンプルさ・余白で勝負する
イラストを詰め込まなくても、余白をいかし、要素を整理したシンプルなデザインは、むしろ洗練されて見えます。情報がすっきり伝わるサイトは、ユーザーにとっても使いやすい。装飾を足すより引くほうが難しく、そして効果的なことは多いです。
「描けないから盛れない」のではなく、「描かないからこそ研ぎ澄ます」。そう考え方を切り替えると、シンプルさは弱点ではなく武器になります。
どうしても必要ならプロに依頼・分業する
オリジナルのイラストがどうしても必要な案件もあります。そのときは、無理に自分で描かず、プロのイラストレーターに依頼するのが現実的な選択です。チームやスキルマーケットを通じて、必要な分だけお願いできます。
たとえばスキルマーケットのココナラなら、イラストやバナーを単発で依頼できます。「自分でできないことは、できる人に頼む」という割り切りも、Webデザイナーとして仕事を回すうえで大切な判断力です。

絵が苦手な未経験者の学び方(独学とスクール)
「イラストが描けなくてもなれる」とわかっても、次に気になるのは「じゃあ何から始めればいいの?」だと思います。結論は、まず小さく独学で触ってみて、本気で目指すなら体系的に学ぶ、という二段構えがおすすめです。
まず独学で「描けなくても作れる」を体感する
いきなりスクールに申し込む前に、無料のツールでバナーを1枚作ってみるのがおすすめです。Figmaを開いて、素材を配置して、文字を入れる。それだけでも「絵を描かなくてもデザインは作れる」という感覚がつかめます。
この小さな成功体験が、「自分にもできそう」という自信につながります。独学のロードマップや時間の作り方は、別の記事でも詳しくまとめています。
体系的に学ぶならスクール(判断軸で選ぶ)
独学で挫折しそう、効率よく学びたいという場合は、スクールを検討する価値があります。安心してほしいのは、多くのWebデザインスクールのカリキュラムは、レイアウト・ツール操作・コーディングが中心で、イラストを描く課題はほとんどないということ。絵が苦手でも問題なくついていけます。
スクールは道具です。使い方次第で結果が変わります。気になるところがあれば、まず無料のセミナーやカウンセリングに参加して、学習内容や雰囲気を自分の目で確かめてみてください。それだけでも、不安はかなり減るはずです。

よくある質問
Q:Webデザイナーになるのに絵やイラストの才能は必要ですか?
A:必須ではありません。採用担当として面接してきましたが、イラスト力で採否を決めたことはありません。求められるのは情報を整理して見やすく配置する力で、絵の上手さとは別のスキルです。
Q:イラストが必要なデザインの仕事が来たらどうすればいいですか?
A:写真や素材サービスを使う、シンプルな構成で見せる、プロのイラストレーターに依頼する、といった選択肢があります。全部自分で描く必要はなく、適切な手段を選べることのほうが現場では評価されます。
Q:絵が苦手でもWebデザインスクールについていけますか?
A:ついていけます。多くのスクールはレイアウトやツール操作、コーディングが中心で、イラストを描く課題はほとんどありません。まず無料相談で学習内容を確認しておくと、不安が減ります。
Q:イラストレーターとWebデザイナーは何が違いますか?
A:イラストレーターは絵そのものを描く専門職、Webデザイナーは情報を整理して使いやすいサイトを設計する仕事です。重なる部分もありますが、Webデザイナーに絵を描くスキルは前提ではありません。
Q:イラストが少しでも描けたほうが有利ですか?
A:あると役立つ場面はありますが、優先度は高くありません。まずは情報設計やツール操作、コーディングを固めるほうが採用には効きます。もし興味があれば、無料のお絵描きツールやFigmaのイラスト機能から気軽に試す程度で十分です。
まとめ
AKI絵が描けないことは、Webデザイナーを諦める理由にはなりません。むしろ「描かない前提」で工夫できる人のほうが、現場では重宝されます。
📝 この記事の要点
- イラスト力で採否は決まらない。求められるのは情報を整理して伝える力
- 現場でデザイナーが自分で絵を描く場面は少なく、素材活用や外注が一般的
- シンプルさ・余白で勝負でき、必要なときはプロに依頼すればいい
- スクールのカリキュラムはイラスト中心ではないので、絵が苦手でも学べる
「絵が描けないから向いていないかも」と立ち止まっているうちに、時間だけが過ぎていくのが一番もったいないパターンです。まずは無料のツールでバナーを1枚作ってみる、気になるスクールのセミナーを1つ予約してみる——そのくらいの一歩から始めれば十分です。
焦らず、自分のペースで。あなたに合った形でWebデザインに踏み出せることを願っています。


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