WebデザイナーはWindows?Mac?おすすめPC徹底解説!
WebデザイナーのパソコンはWindows?それともMac?
デスクトップ型とノート型はどっちがおすすめ?
スペックだけ気をつければどちらを選んでも大丈夫です。
私のオススメはMacBook Airです!
これからWebデザイナーを目指す未経験者のあなたは、WindowsとMacどちらを選ぶべきか悩んでいませんか?
結論から言うと、WebデザイナーのパソコンはWindowsでもMacでもどちらでも問題ありません!
この記事では、実際に全くの未経験からWebデザイナーへ転職したWebデザイナー歴10年以上の私が、WindowsとMac、デスクトップ型とノート型のそれぞれ両方を使用して感じたそれぞれのメリット・デメリットや、おすすめのパソコンについて詳しくご紹介します。
これからWebデザインを始める方や、パソコン選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに私が実際に今メインで使用しているPCは、こちらのMacBook Airです。
WebデザイナーのパソコンはWindowsでもMacでもOK!
WebデザイナーのパソコンはWindowsでもMacでもどちらでも問題ありません!
むしろ、重要なのはWebデザインに必要なソフトウェアが動作する性能があるかどうかです。
さらに、Web制作会社ではなく、一般企業のWeb制作部門で働くような場合、Windowsのみの環境も珍しくありません。
逆に、Webデザインだけではなく、印刷物も扱うような制作会社ではMacしか使用されていない環境だったりもします。
Webデザイナーとしてスムーズに仕事に入るためには、事前にどのような環境で働きたいかも考えてパソコンを選ぶことが重要です。
- 必要なソフトウェア(主に「Adobe Creative Cloud」)が動作する性能があれば、WindowsとMacどちらを選んでも大丈夫
- 制作会社によってはMacのみ・Windowsのみの環境がある
- 自宅作業メインならデスクトップ型、持ち運びや省スペース重視ならノート型
Webデザインで必要なソフトウェアとしては、画像編集に特化した「Photoshop」や、ベクターデータ作成に特化した「Illustrator」という2つのツールが多く使われています。
ちなみに、これらのツールはどちらもAdobe(アドビ)社の製品で、「Adobe Creative Cloud」というパッケージが有名です。
WebデザイナーPCは、Adobeソフトが使えればWindows・MacどちらでもOK!
「Adobe Creative Cloud」には、Webサイトのデザイン・コーディングに必要なツールが揃っています。※通常価格 72,336 円/年 (税込)
例えば、デザインツールの「Photoshop」や「Illustrator」、コーディングツールの「Dreamweaver」などです。
これらのツールを組み合わせることで、Webサイトのデザインからコーディングまで、一貫したワークフローで作業することができます。
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Webデザイナーに最低限必要なPCスペック
これからパソコンを購入するのであれば、最低限必要なPCスペックとしてAdobe Creative Cloudのソフトウェア(Photoshop、Illustrator、InDesignなど)が動作する、以下のスペックを持つMacがおすすめです。
- CPU:Intel Core i5以上、Apple M1チップ以上
- メモリ:8GB以上
- ストレージ:256GB以上
- 画面サイズ:13インチ以上
CPU(処理能力の中心となる部分)
CPUは、Webデザインソフトやブラウザなどのアプリケーションを実行する際に、処理能力の中心となる部分です。
Core i5以上であれば、Webデザインソフトを複数同時に起動しても、快適に作業を行うことができます。
2020年モデル以降のMacBook Airは、Apple独自開発のM1チップを搭載しています。
M1チップは、従来のIntelチップよりも圧倒的な処理能力と省電力性能を誇ります。
そのため、Webデザインのようなクリエイティブな作業でも、サクサクと快適に作業することができます。
メモリ(アプリケーションやデータを一時的に保存する場所)
PCのメモリは、アプリケーションやデータを一時的に保存する場所です。
メモリ容量が大きいほど、多くのアプリケーションやデータを同時に起動したり、複雑な処理をしたりすることができます。
メモリ容量が8GB以上あれば、Webデザインソフトを複数同時に起動しても作業を快適に行うことができます。
PC初心者でも、比較的簡単に後から増設することも可能です。
ストレージ(アプリケーションやデータを保存する場所)
アプリケーションやデータを保存する場所です。
ストレージ容量が大きいほど、多くのアプリケーションやデータを保存することができます。
ストレージ容量は256GB以上あれば、Webデザインソフトやプロジェクトファイル、画像や動画などのデータを保存することができます。
もしストレージ容量が足りなくなった場合は、外付けタイプのストレージやクラウドにデータを移すといったことも簡単にできます。
画面サイズ(Webデザイン使用の推奨サイズは13インチ以上)
画面サイズは、Webデザインの作業を行う際に、画面を広く使えると便利です。
13インチ以上であれば、Webデザインソフトやプロジェクトファイルを快適に表示することができます。
家や職場で使う前提であれば、より大きいモニターと接続して使用することもできます。
その場合は、そこまでこだわらなくても問題ありません。
【関連記事】
WebデザイナーがWindowsを選ぶメリット・デメリット
まずはWindowsのメリット・デメリットを挙げていきます。
Windowsのメリット
Windowsは、様々なメーカーから多くのモデルが販売されています。
また、比較的簡単にパーツをカスタマイズすることもできますので、予算や用途に合わせて最適なパソコンを選ぶことができます。
- 多くの人が会社や家庭で使用している
- ゲームやビジネスソフトなど、幅広いソフトに対応
- 価格帯が幅広く、自分に合ったモデルを見つけやすい
- カスタマイズ性が高く、自分好みに設定できる
- 近年はデザイン性の高いモデルも増えている
Windowsのデメリット
WindowsはMacに比べてセキュリティが弱い傾向にあります。
これは、Windowsを多くの人が使っているというメリットの裏返しにもなるのですが、ウイルスやマルウェアの標的とされるリスクが高くなります
ウイルスやマルウェアなどの脅威に対しては、セキュリティ対策ソフトを導入する必要があります。
- セキュリティ対策がMacに比べて弱い
WebデザイナーがMacを選ぶメリット・デメリット
続いてApple社のMacに関するメリット・デメリットです。
Macのメリット
Macは、洗練されたデザインと直感的な操作で、初心者でも使いやすいのが特徴です。
特にトラックパッドの操作感は秀逸で、細かい作業も快適に行えます。
また、Macは、セキュリティが強固なOSとして知られています。
そのため、ウイルスやマルウェアの感染リスクが少なく、安心して作業を進めることができます。
- 洗練されたデザインと高品質なディスプレイ
- セキュリティが強固
- 文字が滑らかで美しいフォント表示
- iPhoneやiPadとの連携がスムーズ
- 手間とお金をかければ、MacでありながらWindows環境を再現可能
Macのデメリット
Windowsのような機能(テレビや録画等)も欲しいという場合には、Macは機能の割には価格が高いと感じられるでしょう。
また、Windowsと比較するとMacはカスタマイズもかなり限定的です。
PC本体を自分でカスタマイズしてみたい、自作PCを作ってみたいという気持ちがある人には向かないでしょう。
外付けタイプのストレージやモニターを追加するだけであれば接続するだけですし、メモリ容量を増やす程度のカスタマイズであれば初心者でも簡単にできます。
- 価格が高い
- カスタマイズがあまりできない
Webデザイナー歴10年以上の私がWindowsとMac両方を使用して感じたこと
私はこれまでにWindowsとMac、デスクトップ型とノート型、それぞれ両方を使用してきました。
その上で実際に感じたことを、当時を振り返りながら順を追ってお伝えします。
Windows(デスクトップ型):Webデザイナー転職前に購入したPC
Webデザイナーを目指す前、私が最初に購入したのはWindows(デスクトップ型)でした。
なぜなら、周りの人もWindowsを使用しており、価格もMacと比較して安かったからです。
Windowsは、SONYやNECなどの有名メーカーから様々な種類や価格帯の商品が発売されています。
テレビの視聴や録画機能などが標準搭載されている機種もあるため、それらの機能も欲しかった当時の私には、デスクトップ型のWindowsパソコンが唯一の選択肢でした。
購入後はパソコンに詳しい友人にも相談して、追加でメモリを増設したり、ボタンがたくさん付いた別売りのマウスを購入したりして、それなりにパソコンの扱いに慣れたような気分になりました。
当時の用途としては、インターネットやメール、テレビや動画の視聴、他にはちょっとした資料作成程度です。
Windows(ノート型):Webデザイナー転職後に購入したPC
Webデザイナーとして働き始めてから購入したのもWindows(ノート型)でした。
スクールではMacの使い方も身につけていたのですが、Webデザイナーとして最初に入った会社では、Windowsを標準で使用していたため、家で使うパソコンもそのままWindowsにしました。
制作会社以外は、比較的Windowsが多い印象です。
パソコンは数年経つと時代に取り残された感じがしてきます。
特に故障はしていないものの、スペック的に少し厳しくなってきたと感じ、新しいパソコンが欲しくなりました。
スマホ同様、OSやアプリのバージョンが年数の経過とともにどんどん進んでいきます。
そのため、ある程度の年数が経過すると、更新(アップデート)が追いつかなくなり、セキュリティ面のリスクが高くなります。
インストールしているアプリが不安定になったり(最悪のパターンとしては使えなくなるなんてことも)するので、残念ながら一生同じパソコンを使い続けるわけにもいかない現実もあります…。
そんなタイミングの中、デスクトップ型に大きな不満はなかったのですが、試しに次はノート型に変えることにしてみました。
ノート型は、持ち運びが便利で機動力がアップしたり、パソコンを置く場所をあまり取らないといったメリットがあります。
そのメリットと引き換えに、画面の狭さや、パソコン本体に熱がこもることでパソコンの動作が遅くなるといったデメリットも実感しました。
Mac(デスクトップ型とノート型):現在使用しているPC
そして今現在、私が使用しているパソコンは冒頭でもご紹介したMacです!
きっかけはなんといってもiPhoneです!
Windowsを使っている間、音楽プレーヤーだけはオシャレで音楽好き感も醸し出せるiPodを使っていました。
そんな中、今となってはもう当たり前のスマホであるiPhoneが発売されます。
当時の私はアプリがどうとか細かいことはあまり考えずに「携帯電話と音楽プレーヤーを一つにできるなら、持ち運びも楽だし、これはもう替えるしかない!」と思い、ガラケーからiPhoneに切り替えました。
それ以降、私はMac製品の魅力に取り憑かれ、自宅用にiMac、持ち運び用にMacBook Airを購入し、さらにはiPadやApple Watchまで手に入れました。
Apple製品はデザインが洗練されており、見た目だけでもその価値を感じることができるのです(笑)
今では立派なApple信者です!
未経験WebデザイナーにとってMacBook Airがオススメな理由
MacはWindowsのパソコンと比較すると高価なイメージがありますが、スペックをおさえたり、家電量販店の割引を上手く利用することで、10万円前後で購入できるモデルもあります。
Mac公式サイトでは学生や教職員向けに特別価格も提供されています。
予算に余裕がない場合でも、タイミングや条件次第で数万円安く購入できることもあるので、もし迷っているのであれば、私は断然Mac(特にMacBook Air)をおすすします!
- デザインに適した高解像度で美しいRetinaディスプレイ
- 軽量で持ち運びやすいデザイン
- 最大18時間の優れたバッテリー寿命
- 使いやすいMac OS
- クリエイティブな作業に最適!圧倒的なパフォーマンスと効率性のM1チップ
デザインに適した高解像度で美しいRetinaディスプレイ
Webデザインにおいて、画面の色再現性は非常に重要です。
MacBook Airは、Retinaディスプレイを搭載しており、色鮮やかで美しい表示を実現しています。
また、解像度も高いため、細かい部分まで見やすく、デザイン作業に最適です。
軽量で持ち運びやすいデザイン
MacBook Airは、非常に軽量で薄型設計です。
そのため、持ち運びやすく、外出先でも作業することができます。
Webデザインの仕事では、カフェやクライアント先で作業することも多いので、持ち運びやすさは大きなメリットとなります。
最大18時間の優れたバッテリー寿命
MacBook Airは、最大18時間のバッテリー持続時間を実現しています。
そのため、電源がない場所でも安心して作業することができます。
Webデザインの作業は、集中力が途切れないように長時間作業することが重要です。
バッテリー切れの心配がないMacBook Airは、そんなWebデザイナーにとって心強い味方となるでしょう。
使いやすいMac OS
Mac OSは、直感的な操作性で知られています。
Windowsに比べて操作が簡単なので、パソコン初心者でもすぐに使いこなすことができます。
また、Webデザインに特化した機能も多く搭載されているので、作業効率をアップすることができます。
クリエイティブな作業に最適!圧倒的なパフォーマンスと効率性のM1チップ
2020年モデル以降のMacBook Airは、Apple独自開発のM1チップを搭載しています。
M1チップは、従来のIntelチップよりも圧倒的な処理能力と省電力性能を誇ります。
このチップは、CPU、GPU、機械学習の能力を一つに統合し、日常的なタスクからクリエイティブな作業まで、すべてをスムーズにこなします。
アプリの起動やウェブページの読み込みが驚くほど速く、作業効率が劇的に向上します。
そのため、Webデザインのようなクリエイティブな作業でも、サクサクと快適に作業することができます。
【まとめ】WebデザイナーはWindows?Mac?おすすめPC徹底解説!
- 必要なソフトウェア(主に「Adobe Creative Cloud」)が動作する性能があれば、WindowsとMacどちらを選んでも大丈夫
- 制作会社によってはMac必須・Windows必須の環境がある
- 自宅作業メインならデスクトップ型、持ち運び重視ならノート型
Webデザインといえば、Macが一般的なイメージかもしれません。
しかし、重要なのは制作に必要なソフトウェアが動作するパフォーマンスがあるかどうかであり、実はWindowsでもMacでも特に大きな違いはありません。
特にWeb制作会社ではなく、一般企業のWeb制作部門で働くような場合、Windowsしかないという職場環境も珍しくありません。
逆に、印刷物も扱うような制作会社では、Macしか使用されていない環境だったりもします。
スムーズに仕事に入るためには、事前にどのような環境で働きたいかを考えてパソコンを選ぶことも重要です。
パソコンの基本的な部分(OS)が異なるため、使い勝手には多少の違いがありますが、実際のWebデザイン作業に使用するPhotoshopやIllustratorといったソフトウェアの操作感はほぼ同じです。
例えば、Webデザインに必要なソフトウェアをWindowsで問題なく扱えるスキルがあれば、ほぼ同様の作業がMacでも可能です。
WindowsとMacの比較を簡単に表としてまとめましたので、そちらも参考にしてみてください。
最初のパソコン選びはあまり難しく考えず、自分が好きな方を選ぶことをおすすめします!
項目 | Mac | Windows |
---|---|---|
操作性 | 直感的で使いやすい | 慣れが必要だが、カスタマイズ性が高い |
デザイン性 | 洗練されたデザインが多い | デザインはメーカーや機種によって様々 |
クリエイティブソフト | Mac向けのソフトが多い (Adobe Photoshop, Illustratorなど) | Windows向けソフトも充実している (GIMP, Inkscapeなど) |
価格 | 高価なものが多い | 比較的安価なものが多い |
拡張性 | メモリ増設など難しい場合がある | 比較的容易に拡張できる |
ウイルス対策 | 比較的安全 | ウイルス対策ソフトが必要 |
ゲーム | ゲーム向けではない | ゲーム向けモデルも充実している |
互換性 | iPhoneやiPadとの連携がスムーズ | Androidスマホとの連携がスムーズ |
私は趣味の一つとしてデスクトップ型もノート型も(なんならタブレット型のiPadも)持っていますが、自宅にスペースがあり持ち歩かない想定であればデスクトップ型、スペースがあまりなかったり、カフェや職場のような自宅以外の場所でも使う想定がある場合はノート型をおすすめします。
関連記事では、実際にWebデザイナーとして働く私の自宅デスク周りを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
【関連記事】
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