Webデザイナーが2026年に押さえるべきトレンドの追い方【採用担当が見ているポイントも】


デザインのトレンドって、どこで調べればいいんだろう…

勉強することが多すぎて、トレンドまで追えていない…
AKI正直、全部追う必要はないんです。ただ、採用担当として面接してきた経験から言うと、「まったく意識していない人」とは差がついてしまうのも事実です。
Webデザインのトレンドは、毎年変わります。ツールも、表現のスタイルも、仕事の進め方も。
「追わなきゃ」と思いながら、結局どこから情報を得ればいいかわからない——そう感じている方は多いと思います。
この記事では、採用担当として実際に面接してきた立場から、「どの程度トレンドを知っているかが評価に影響するのか」と、実際に使えるトレンドの追い方をまとめます。2026年現在、特に押さえておきたいデザインの変化についても具体的に触れます。
トレンドを追えていない人が採用面接で損をする理由
AKI採用する側として正直に話すと、「今の流行をまったく意識していない」とわかる応募者は、ちょっと気になります。センスの問題ではなく、業界への関心の問題として。
採用面接でポートフォリオを見るとき、デザインのクオリティだけでなく「この人が今の業界にアンテナを張っているか」を感じ取ろうとすることがあります。
わかりやすいのは、ツール選びです。
たとえば、2024〜2026年の制作現場ではFigmaが事実上の標準ツールになっています。「Adobe XDを使っています」という応募者に対して、「Figmaはご存知ですか?」と聞くと、「聞いたことはあります」「これから学ぼうと思っています」という回答が返ってくることがあります。
それ自体は問題ありません。ただ、「Figmaに乗り換えた理由が業界的にこういう流れがあって…」と説明できる人と、そうでない人では、面接官の印象が変わります。
トレンドを追うのは「最先端を知るため」ではなく、「業界の流れを理解するため」。
その温度感の違いが、採用判断に影響することはあります。
2026年に意識しておきたいWebデザインの変化
AKIここ1〜2年で特に変化が大きかったのは、AIツールの扱いと、Figmaを中心とした制作フローの変化だと感じています。
AIツールが制作現場に入ってきた
2025〜2026年にかけて、デザイン制作の現場でもAIツールの使用が広がっています。
- Figma AI(Figmaに統合されたAI機能。テキスト生成・レイヤー名付け・素材生成など)
- Adobe Firefly(Adobe製品に統合されたAI。商用利用可能な画像生成)
- ChatGPT / Claude(コピーライティングの補助・構成案の壁打ち)
- Midjourney / DALL-E(ビジュアルのラフ案・世界観のブレスト)
私自身もまだ本格的に使いこなせているわけではないのですが、業界全体の流れとして「AIツールを知らない」では話についていきにくくなってきているのは感じています。
「AIに仕事を奪われる」という話もよく耳にしますが、今の段階では「ツールとして使える人が、作業を速く進められるようになっている」という変化の方が実態に近いと思います。まず名前を知っておく、無料の範囲で触ってみる——そのくらいのスタンスから始めれば十分です。
Figmaが制作の中心になった
Adobe XDのサポート終了(2023年)を機に、制作現場ではFigmaへの移行がほぼ完了しています。
「XDでポートフォリオを作った」という方は、今後の求人対応のためにFigmaへの移行を検討しておくと安心です。Figmaは無料プランでも基本的な機能は使えます。
📌 関連記事:Webデザインの学習はデザインとコーディング、どちらを先に学ぶべきか — ツール選びと学習順序の整理に
シンプル・読みやすさへの回帰
ここ数年のデザイントレンドは、「派手さより読みやすさ」に戻ってきています。
- タイポグラフィ(文字組み)の重視
- 余白を活かしたレイアウト
- ダークモード対応
- アクセシビリティへの意識(色のコントラスト、スクリーンリーダー対応)
技術的に複雑なアニメーションや3D表現も一部で使われていますが、すべてのサイトに必要なわけではありません。まず「読みやすく、伝わるデザイン」を作れる力が基礎になります。
ノーコード・ローコードツールの普及
STUDIOやWebflowなど、コーディングなしにWebサイトを制作できるツールも普及しています。
「コーディングができなくても制作できる」という側面がクローズアップされますが、現場では「コーディングの知識がある人がノーコードツールを使う」ケースの方が多い印象です。ツールは知っておくと選択肢が広がりますが、基礎を飛ばす理由にはなりません。
トレンドを効率的に追うための方法
AKI「全部追わなければ」と思うと続かないんですよね。私も最初はそうでした。今は「週に1回、決まったソースだけ見る」というリズムに落ち着いています。
使いやすい情報源
| ソース | 特徴 | 頻度の目安 |
|---|---|---|
| Figma Community | 実際のデザインファイルを見ながらトレンドを把握できる | 週1〜2回 |
| X(旧Twitter)のデザイナーアカウント | 現場のリアルタイム情報。量が多いので厳選が必要 | 毎日でも可 |
| Webデザイン系のYouTube | 動画で見られるので理解しやすい。日本語コンテンツも増えている | 週1回程度 |
| STUDIO | 国内のWebサイト事例を見られる。モダンなデザインが多い | 月1〜2回 |
| デザイン系のニュースレター | 週次でまとめてくれるものを1〜2つ購読しておくと楽 | 配信ごと |
SNSで情報収集するときの注意点
X(旧Twitter)やInstagramでは「映えるデザイン」が流通しやすく、実際の現場で使われる表現とズレることがあります。
SNSのトレンドと、仕事で求められるデザインは別物であることを頭に置いておく必要があります。
「バズっているデザイン」ではなく「実際のクライアント案件・採用ポートフォリオに使えるデザイン」の事例を意識して見ると、情報の取捨選択がしやすくなります。
よくある質問
まとめ
AKI「すべてのトレンドを知っている人」は採用でも評価されません。「業界の流れに関心を持ち続けている人」が評価されます。その違いは意外と大きいです。
📝 この記事のまとめ
- 採用面接でトレンドへの意識は評価材料のひとつになる。「すべてを知る」必要はないが、「まったく関心がない」は印象を下げる
- 2026年に意識したい変化:Figmaの標準化・AIツール(Figma AI / Adobe Firefly)の台頭・シンプルで読みやすいデザインへの回帰
- 情報源は多く持つより、続けられる2〜3ヶ所を決めてしまう方が長続きする
- SNSのトレンドと仕事で求められるデザインは別物。実際の案件・ポートフォリオに使える事例を意識して見る
トレンドを追うことは、手段であって目的ではありません。「今の業界の空気感を知っている」という状態を、無理なく維持する——それが現場でも採用でも、長く役立つ姿勢だと感じています。
まず始めるなら、Figmaを触ってみることと、情報源を1〜2ヶ所決めることです。


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